それと花期も少しずれている。クガイソウが咲き終わったあたりにルリトラノオが最盛期を迎える。
でも、花期は重なっているので、やはり葉のつき方で確認するのが一番よい。
わかってしまうとなんてことはないのだが、最初はなかなか難しいようで、迷っている方をよく見かける。
花期は例年8月の上旬から咲き始め、中旬から下旬に最盛期を迎える。最も暑い時期ではあるが、瑠璃色の花穂が立ち並ぶ様子はすがすがしい。
西遊歩道から頂上付近、そして中央遊歩道で多く見られる。
ルリトラノオは伊吹山の特産種だ。
花穂はクガイソウによく似ているが、クガイソウが紫色がかっているのに対して、ルリトラノオの方は青みが強い。まさしく瑠璃色に近い。
一番大きな違いは、葉のつき方。クガイソウが何枚もの葉を輪生させるのに対し、ルリトラノオは2枚の葉を対生させる。(2枚目の咲き始めのころの写真がわかりやすいかと思う)
それに加えて、花穂もクガイソウが一本の茎に一本の花穂をつけることが多いのに対し、ルリトラノオは複数本の花穂をつけるものもある。ただし、これも個体それぞれなので決め手にはならない。
写真1:2012年8月下旬 Canon EOS-5DⅡ,
50mm,
f5.6
2:2011年8月上旬 Canon EOS-5DⅡ, 90mm,
f5.6
3:2012年8月下旬 Canon EOS-5DⅡ, 90mm,
f5.6
4:2012年8月下旬 Canon EOS-5DⅡ, 90mm,
f5.6