前頁の写真の2年前、初めて伊吹山でマルバダケブキを見た。
このときはもう午後5時をまわっていた上に、一面の濃い霧に包まれて薄暗くなってきていたので、もう撮影はできないなと思いつつ山道を下っていただった。
もう少しで駐車場というとき、木々がぽっかり開けた場所でこの群落に出会った。
濃い霧の中で、明るい空に向かって咲く黄色い花々はなんとも幽玄で美しかった。夢中で撮影したのを覚えている。
ここのマルバダケブキにも当たり年があるのか、ここ数年ではこの年がもっともよかった。翌年はあれっ?と思うほど少なかった。その翌年(前頁)はまあまあだった。
マルバダケブキは毒があって鹿が食べないらしいので、食害の影響ではなさそうだ。
今年はどんな出会いがあるだろう。楽しみだ。
写真上:2010年8月中旬 Canon EOS-5DⅡ,
121mm,
f5.6
下:2010年8月中旬 Canon EOS-5DⅡ, 70mm,
f6.3