クサフジは息の長い花だ。
伊吹山では初夏から、秋風が吹く9月頃まで次々と咲き続ける。
クサフジの名は同じマメ科のフジの花に見立てた名前とのこと。確かに青紫色の花はフジ同様に気品がある。
花の色は一房の中でも青紫から赤っぽい色までグラデーションがある。それもいい味になっている。
マメ科らしく下の写真ではさやえんどうのような種が見られる。
草原地帯全域で見ることができる。葉先のつるを他の草にからませてよじ登りながら成長する。それがクサフジのスタイルである。
写真上:2012年7月中旬 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ,
180mm,
f5.6
下:2010年8月上旬 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ, 90mm,
f7.1