メタカラコウや同じ仲間であるオタカラコウは深山の沢沿いや湿った場所に生えるキク科の多年草。
オタカラコウに比べてメタカラコウは舌状花が少なく、あまり見栄えがしないのが一般的だ。
しかし、伊吹山に生えるメタカラコウは、花が密についていて棍棒のような形をしている。
知らなければ全く別の種類に見えるほど、豪壮な姿をしている。
7月下旬から8月上旬にかけて、頂上付近から東遊歩道のあちらこちらに群落を作る。特に頂上から東遊歩道へ少し下ったところにある群落はとても見事だ。
伊吹山は霧に包まれる日が多い。霧が植物にとって重要な給水源になっているとも聞く。
写真上:2012年8月上旬 Canon EOS-5DⅡ,
50mm,
f9.0
下:2012年8月上旬 Canon EOS-5DⅡ, 200mm,
f6.3