セリ科の植物は、残念ながら華やかさには乏しく、万人に受けるとは言いがたいものが多い。
しかし、1m以上になるシシウドは野山の中にあっても存在感は抜群だ。叢の中から確実に頭ひとつどころか、ふたつもみっつも抜きん出ている。
下の写真は花の部分をアップで写したもの。小さな花がびっしりとつき、花火のようにも見える。
シシウドの花は昆虫たちの人気者である。昆虫と言っても、どちらかというと嫌われがちなアブやコガネムシなどが多いのだが、いつも盛んに花の上を動き回っている。
さながら、虫たちの大食堂のような感じだ。
写真上:2010年7月下旬 Canon EOS-5DⅡ,
60mm,
f6.3
下:2010年7月下旬 Canon EOS-5DⅡ, 50mm,
f5.6