たまには頂上でご来光を見るのもいいかと思い、早朝に出かけた。
日の出の時刻に間に合うように遊歩道を急いで登ったものの、あいにく一面の霧に包まれてしまった。日頃の行いのせいだろう。
しばらく霧の中の花を撮影していると、急に霧が晴れて朝日が差し込んできた。
8時近くということでもう朝日の赤さはない。しかも、薄い霧を通ってきた光は意外なほど白かった。
霧の中のメタカラコウも幻想的で良かったが、白い光の中で見るメタカラコウは鮮やかでとても印象が強い。
霧と光。それだけでこれほどの違いが出ることをあらためて教えてもらった。やはり、光の影響力はすごいと感じた。
ところで、7月下旬ころになると、このメタカラコウが咲き始めるのに続いてピンクのシモツケソウ、紫色のクガイソウなども咲き始め、色鮮やかなお花畑を形成する。
夏の中でも一番鮮やかなシーズンがやってくる。
写真上:2012年8月上旬 Canon EOS-5DⅡ,
63mm,
f8.0
下:2012年8月上旬 Canon EOS-5DⅡ, 200mm,
f6.3