キバナノレンリソウは日本では伊吹山のみに自生している。
特産種というわけではなく、海外ではユーラシア大陸や北アフリカに分布している。
では、なぜ日本では伊吹山だけに?ということになるが、織田信長がヨーロッパからの薬草を持ち込ませ、伊吹山の薬草園に移植した際に種が紛れ込んでいたということらしい。
ともあれ、日本で見られるのは伊吹山だけなので、そういう点では貴重な存在だ。
いつも思うのは、なぜかこの花のまわりはほわっと明るいように感じることだ。黄色い花弁の鮮やかさがそう感じさせるのだろう。
6月下旬頃から咲き始め、西遊歩道から頂上にかけてポツポツと見られる。
写真上:2011年7月中旬 Canon EOS-5DⅡ,
180mm,
f5.6
下:2012年7月中旬 Canon EOS-5DⅡ, 50mm,
f8