伊吹山は滋賀県と岐阜県との県境にある標高1,377mの山で、花が豊富な場所として知られる。
イブキトラノオやコイブキアザミなど、名前に「イブキ~」とつく植物がいくつかあるが、これは伊吹山で発見・命名されたからであり、花の豊富さを物語っている。
花が豊富な理由は、花にとって栄養満点な地質である石灰岩を主体とした山であることと、本州が最も狭まっている部分にあるため、日本海から吹き付ける季節風が当たり雪が多いことと言われている。
つまり、標高がそれほどまでではないが、アルプス級の山々に近い環境にあるということだと聞く。
学生時代は登山道を重い荷物を背負って麓から登ったものだが、今はそんな体力はないので、素直に?ドライブウェイを利用している。
花が豊富な伊吹山の9合目まで一気に行けてしまうのは魅力的だ。自宅から1時間ほどで行けることもあり、この3年ほど花のシーズンは月に1~2回のペースで撮影に訪れた。
昔撮った写真も合わせれば、それなりの種類と枚数がたまってきたので、ここでまとめてみることにした。
でも、まだ伊吹山に咲く花の一部であり、「あれがないじゃん」と言われそうな品ぞろえだ。ごめんなさい。
それでもさすがに1つのflowでは収まりきらないので、春・夏・秋の3つに分けることにした。
まずは春ということで、5月の連休頃から梅雨明けころまでをまとめてみた。
主に駐車場から上の3本の遊歩道沿いで見られる植物を中心にしてあるので、少しでも皆さんのご参考になればうれしい。
こんな花を見に行ってみたいなと思っていただけるとさらにうれしい。