写真上:2011年5月 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ,
90mm,
f5.6
下:2012年5月 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ,
180mm,f8
春の先頭を切って花をつけることからついた名前だそうだ。
セリ科の花は白く、ひとつひとつが小さいものが多い。
でも茎の先にたくさんの花をつけ、集合体として独特の派手さを醸し出すものが多い。
セントウソウはそんなセリ科の中でも小柄で、地味に見える存在だ。
頂上付近の草原や木の下などあちこちに生えている。
春にはほかにいろいろと目移りする花が多いこともあって、僕にとってもあまり興味をひかれる存在ではなかった。
でも、近づいてよく見てみると、なかなかに美しい花であることに気づく。
派手ではないが、凛とした感じがする。