写真上:2011年6月 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ ,
52mm,
f7.1
下:2011年6月 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ ,
90mm,
f8
花がミカン科のタチバナに似ることからこの名がある。山地に生える多年草で、伊吹山の群生はおそらく日本一と言われる。
実際に6月になると西遊歩道の斜面が白い花で覆われるほどだ。この日は雨に加えて霧も少しかかっていて、その中に咲く群落は柔らかく、しっとりと落ち着いた感じに見えた。
本来は直立しているのだが、この日は雨に濡れ、重くなった頭を傾けていた。傾いた花には水滴がきらめいていた。
晴れの日には晴れの良さが、雨の日には雨の良さがある。