ヤマエンゴサクの仲間にはジロウボウエンゴサクやミヤマキケマンなどがあるが、姿形のバランスがよく、個人的にはヤマエンゴサクが一番気に入っている。
花は独特の形をしており、距(きょ)と呼ばれる花の後端部には蜜がある。
虫が蜜を狙って正面から奥へ入っていくときに受粉が媒介される仕組みになっている。
しかし、中には距の部分を外側からかじって穴をあけ、蜜だけ取っていく虫もいるらしい。
穴が開いている花も結構見られる。
例年、5月の中旬頃になると、山頂の草原や東遊歩道の林の中などあちこちで見ることができる。
写真上:2012年5月 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ,
180mm,
f5.6
下:2012年5月 伊吹山/Canon EOS-5DⅡ,
180mm,
f5.6