秋の終わりに空がつきぬけた。
2011年10月 栂池 / Canon EOS-5DⅡ ,24-70mm, f8, 1/400秒
秋空をバックに葉を落としたダケカンバをフレームいっぱいに撮ろうと思っていた。
ふと視界の隅になにか動くものが見えた。飛行機とそれにつながる飛行機雲だ。
反射的にズームリングを広角側に動かしシャッターを切った。
次をどうしようと迷っているうちに飛行機はフレームから出て行ってしまった。
たまたま撮れた1枚。飛行機は自然物ではないので使うかどうか迷ったが、この写真を見てから、飛行機雲のない写真を見てしまうと何か間が抜けたように見えてしまう。
一条の飛行機雲が秋の空の高さを表現してくれている。
ちょっと違う写真もあっていいかなということで選んでみた。