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遠景1

2015年7月11日

長野県白馬岳

Canon EOS-6D, iPhone

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マイヅルソウ
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
ズダヤクシュ
ヤグルマソウ
キヌガサソウ
ミヤマムラサキ

 

小屋の前はテント場になっている。その奥(池の近く)まで行って撮影したのが下の写真。左に見えるのが大池。

そして、真ん中に見える山が小蓮華岳方面。その先を登ると白馬岳へ至る。

写真の手前に広がるのは湿地で、雪解けしたばかりでまだほとんどなにも咲いていなかったが、しばらくすればハクサ

ンコザクラやチングルマが咲く。

 

ゴゼンタチバナは数株集まって咲くことが多い。ときには大きな群落も見ることもできる。

 

天狗に庭に咲いていたハクサンシャクナゲ。ちょうど見頃の株だった。日があたっていると花のピンク色が出ない状態

だが、岩の陰になっている場所に咲いていたので、なんとか撮影できた。

 

そのほか、樹林帯で見られた花たち。順にズダヤクシュ、コイワカガミ、ヤグルマソウ、キヌガサソウ。

 

天狗の庭では岩礁地に咲く花が見られる。ミヤマムラサキはそのひとつ。

でも、あまりに天気が良すぎてこういう花の撮影には不向きな状況だった。

 

さて、長い長い樹林帯を抜け、白馬大池に辿り着いた。湖畔は前述のようにいまだ雪に覆われていたが、雪解けの早か

った場所からハクサンコザクラが咲いていた。残雪や山をバックに撮影を試みるが、日差しが強くて難儀した。

やはり一泊して朝夕に撮影したかったところ。それでも、久しぶりに見ることができて苦労した甲斐があった。

 

さらに樹林帯を進み、森林限界を抜けると今まで頭上を覆っていた木々が一気になくなる(この瞬間が個人的にはお気

に入り)。そこからほどなくして白馬大池(2380m)に辿り着く。

訪れたときには森林限界から大池近くまで、まだ残雪が残っていた。赤い建物が白馬大池小屋だ。

 

さて、この日、見ることができた花を紹介したい。

樹林帯の中で一番多く見られたのは、マイヅルソウだ。2枚の葉を広げ、白い花をつけるかわいらしい姿をしている。

マイヅルソウ
マイヅルソウ
ゴゼンタチバナ
コイワカガミ
ミヤマムラサキ
ハクサンシャクナゲ
ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ
ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲも一部咲き始めていた。

青い空をバックに並ぶ黄色い花はなんとも

清々しい。

良すぎる天気と、自分の体力に難儀しなが

らの山行だった。

 

下りの途中で花友のFさんたち御一行とすれ

違った。当日は大池に泊まり、明日白馬岳

を目指すという。お誘いをいただいていた

のだが、日程的に折り合いがつかずご辞退

していた。翌日も天候は良さそうなので

きっといい山旅になるだろう。短時間だっ

たが、再会を喜ぶとともにそんなことを話

をして別れた。

(それにしても皆さん若くないのに(失

礼)お元気だ)

 

最後の写真は大池から見た東の空。とても

気持ちのいい空だった。

遠景6

66.蓮華温泉~白馬大池

line

蓮華温泉から白馬大池を日帰り往復することにした。

もともと7/18~20の3連休を利用して白馬岳までのテント行を予定していたのだが、台風が来そ

うな気配だったので、1週間早く白馬大池だけでも訪れてみることにした次第。

白馬大池までは蓮華温泉から入るコースと、蓮華温泉から入るコースがあるが、個人的には前者

を選択することが多く、蓮華温泉から入るのは久しぶりだ。

標高差は900mほど。体力的に少々不安はあったが、白馬大池を久しぶり(9年ぶり)に見たいと

の思いで頑張ることにした(結果的には、この気持ちがなかったらきっと途中で引き返していた

だろう。大池にはなんとか辿り着いたという状態だったし、蓮華温泉に戻った頃には完全にへろ

へろになっていた。)

さて、蓮華温泉(標高1475m)からは樹林帯の中を歩く。途中、天狗の庭(2093m)という場

所を通る。このあたりまで登って来ると右手の眺望が開け、雪倉岳、朝日岳の雄大な姿を見るこ

とができる(写真上)。

天狗の庭は岩稜地で樹が生えていない。そのため、タカネバラやミヤマムラサキなど樹林帯とは

違う花々を見ることができる。下の写真は天狗の庭でiPhoneで撮ったパノラマ写真(180度)。