岩に守られる
2013年4月
長野県
Canon EOS-6D
TS-E24mm, f5.6
ちょっと長い名前だけれど、生育場所そのままの命名でわかりやすい。
植物写真家のいがりまさしさんのワークショップで初めて教えてもらった。それまでは存在すら知らなかったし、たまたま見たとしてもタチツボスミレかな?で終わっていたことだろう。
この場所は中流域の河原で、普段は水に浸かる場所ではないが、梅雨時や大雨のときには水に洗われると思われる。
ケイリュウタチツボスミレは水が押し寄せても根ごと流されることのないよう、岩の割れ目や木の根元などを選んで生えている。(というよりもそういう場所でないところに生えたものは、流されてしまって残らないのだろう)
この写真の株は大きな石の陰のちょっとした窪みに根をおろしていた。狭いところに押し合いながら咲いている様子が可愛らしい。
でも、見た感じ、安住の地とは言い切れなさそうで、ちょっと心配だ。