Seasons Flow

2015年11月1日

長野県北安曇郡

Canon EOS-6D

1: 180mm, f5.6

2: 100mm, f5.6

3: 121mm, f10

4: 93mm, f5.0

5: 93mm, f5.6

6: 106mm, f5.0

7: 100mm, f5.6

8: 138mm, f4.0

9: 24mm, f11

10: 200mm, f4.0

11: 81mm, f5.0

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105.霜の朝

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 前のページで、霜の降りたチカラシバを紹介したが、そのほかの霜風景を紹介したい。

ここは川に近いため、気温が下がった朝は霧が出やすい。そのため霜が降りやすい場所でも

ある。霜は地表に近いほど濃く、上の方は薄くなる。

 この日は背が高いアシにもうっすらと霜が降りていて、葉が白く縁取られていた。

背が低い草達はなおさらで、全身真っ白に霜をまとい、枯れ草とは思えない美しさだった。

 ところで、霜の撮影は気ぜわしい。陽が出るまでの勝負だからだ。良いポイントを素早く

見極めて撮影しなくてはならない。特に日の出の直前は光の状態がも刻々と変化する。それ

に連れてポイントも変化していく。良いポイントを探そうと気ばかりが焦る。

 この日、僕が感じたのは、こういう時間が限られる状況では、自分の持っている力以上の

撮影をしようとしても無理だということ。日頃から積み重ねてきたものが直結する。

 ここまで積み重ねきたものは実をむすぶことができるだろうか、この撮影スタイルでいい

のだろうか。自問自答しながらの撮影となった。